平家物語探訪
小さな語り場:平曲(平家琵琶)
平家物語と言えば「祇園精舎の鐘の声……」を思い浮かべる人が多い事と思いますが、物語の中には先祖の手柄・武勲・愛する人を喪った哀悼・慟哭の感情等、身分の上下を問わず起こるであろう事が描かれております。当時の人々にとっては、目の前の現実であった事と思います。
平家物語を盲僧(琵琶法師)によって琵琶を弾きながら語るのを、人々は座を囲み聴き入りました。それが平曲(平家琵琶)です。
私が、弾き語るものは、800年も前から引き継がれてきたものです。
物語の中には、長い時空を経ても変わらぬ人の心に遭遇いたします。
今を、生きる私たちへの大切なメセージがあるように思え、そのメッセージを少しでも伝える事が、私の琵琶弾き語りの使命と考えております。
(秋山良造)