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お待たせしました。待望の紙芝居「猫三味線」再演!
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●不朽の名作「猫三味線」について 梅田佳声 陰湿、残酷、怪奇が横溢、延々を全編を貫く怨念の深さ、因縁の恐ろしさ、長編怪猫復讐譚。 街頭紙芝居の本領ここに在り、将に独壇場の感、制作した富士会は、年表に依ると昭和八年の警視庁調査に下谷竜泉寺所在として出て来るので、由緒ある戦前からの製作所である。 「ハカバキタロー」は死んだ妊婦から生まれた赤ん坊が屍肉を喰べて成長すると云う。この恐ろしい話も富士会製作である。 怪奇・残酷物語は、この製作所のお家芸なのかもしれない。しかし、この絵を絵画的に観ると、一般 的紙芝居の水準を抜きん出た出来映えと云える。構図、人物の表情。動作に躍動感が有り、的確である 。筆勢に於いて流麗で淀みがない。更に、背景、小道具、室内の造作、人物の衣装、髪型等にも考証がが確かで、総てに渉って凡手では無い。確かにこの絵描きは、この物語に乗って、のめり込んで描いている。 子供相手のいわゆる子供だましの紙芝居、一枚幾らの生活の為に描き飛ばしていたであろう紙芝居の絵にこれだけの才能と技術をつぎ込んでいた画家に、頭の下がる思いがするのは私の感傷であろうか。 描き出すと、総てを捨てて絵に立ち向かう絵描きの悲しい性なのか。他愛ない子供達の一片の娯楽の為にどの様な想いでこの絵を描いていたのか。この絵描きの胸中を推し量 るものは、猫三味線・全五十数巻、六百枚あまりの絵に残されている。 |
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